2025年4月1日から、雇用保険の給付として、「出生後休業支援給付」と「育児時短就業給付」が創設されました。
これにともない、「記載内容に関する確認書・申請等に関する同意書」(以下「確認・同意書」という)の様式例も更新されています。
「確認・同意書」とは、事業主が被保険者と合意のもと作成・保存することにより、雇用継続給付、および育児休業給付の手続きにおいて、申請書への被保険者の記名(電子申請の場合は電子署名)を省略(以下「記名省略」という)することができる書類です。
従前の様式では、記名省略に対応できないケースがありますので、注意が必要です。
【 更新された様式例 】
「育児休業給付用」から「育児休業給付・出生後休業支援給付用」となり、「雇用保険法施行規則第101条の42」(この条項では「出生後休業支援給付金の支給申請手続」について定めされています)が追記され、「出生後休業支援給付」に対応しました。
「育児時短就業給付」については、新たに「育児時短就業給付用」が追加されました。
なお、厚生労働省の様式例をそのままお使いの場合、育児休業給付の対象となる育児休業(「育児休業給付用」を作成・保存済み)から、引き続き、育児時短就業給付の対象となる時短就業を開始する場合であっても、記名省略するためには、改めて「育児時短就業給付用」の作成・保存が必要です。
「出生後休業支援給付」や「育児時短就業給付」の対象となる方について、申請時に記名省略をされる場合は、ご注意いただければと思います。
【 ご参考 】